3Dプリンターによる砂積層を用いた鋳造サービス
マルサン木型製作所では、木型を用いた砂型鋳造だけではなく、3Dプリンターで製作した砂積層を用いた鋳造も行っています。
砂積層を用いて鋳造することにより、試作・開発段階において鋳物の製造リードタイムが短縮でき、短納期での素材調達を実現できます。
また、砂積層の大きなメリットの一つに、「木型では実現できない形状を、砂型鋳造で実現できる」という点があります。木型を使用する場合、抜き勾配が必要となるため鋳物の形状に制限が出ますが、砂積層ではアンダーカットがあるような形状でも砂型鋳造で実現できます。
砂積層を用いた砂型鋳造を行うことができる企業は増えてきましたが、他社と比較した当社の特徴は、砂積層と木型を双方用いる、ハイブリット鋳造が可能な点にあります。
砂積層は、一般的な砂型鋳造と比較して面粗度が低下しやすいというデメリットがありますが、木型では複雑な型割になる箇所が砂積層を用いることで一体化でき、製造リードタイムの大幅短縮が実現されます。
面粗度が用いられる箇所には木型を、複雑形状の箇所は砂積層を使用したハイブリット鋳造により、短納期化という価値を、皆様に提供します。
3Dプリンターによる砂積層を用いた鋳造サービス の特徴
砂積層により、設計者が要望する形状をアルミ鋳造材でそのまま実現できる!
砂積層の大きなメリットが、抜き勾配がついていない形状を、砂型鋳造で実現できる点にあります。つまり、形状の制限が少ないため、設計者の要望をそのまま形にすることが可能となります。
形状に制限が少ない工法として、代表的なものに金属3Dプリンターがあります。ただし、金属3Dプリンターは材料が限られ、求めるアルミ鋳造材で製造ができない点や高コストになる点など、課題があります。砂積層を用いることでこの課題を解決でき、アルミ鋳造材で設計者が求める形状を実現します。
砂積層と木型のハイブリット鋳造!
当社の強みは、砂積層と木型を合わせたハイブリット鋳造を行える点にあります。当鋳造法により、木型では複雑な型割になる箇所を、砂積層を用いることで一体化でき、製造リードタイムの大幅短縮が実現されます。 求められる精度や面粗度、そして納期に応じて、砂積層と木型双方のメリットを得られるハイブリット鋳造を提案させて頂きます。
産業用3Dプリンターを設置!砂積層を内製化!
当社では3Dプリンターを社内に設置し、砂積層を社内で製造しています。内製化することにより、設計変更があった場合に迅速な対応が可能であり、さらに製造コストを抑えることも可能となります。